どうも、ニックです。
今回は僕に留学を進めてくれた高校時代の先生が教職を辞めた話をします。
S先生と僕
S先生は英語の担当で顔を合わせるのは英語の授業のときだけでした、英語の担当の先生は他にもいたので2年生の頃からS先生の授業を受け始めました。
あと高校生の時はやたら国際問題とか興味があったので放課後に一緒に話したりしてました。
先生は20代だったけど面白い先生で授業をパワーポイントでしたりいろいろ生徒を飽きさせないようにモチベーションアップの話として先生が英語を勉強してよかったと感じるエピソードやアメリカ横断旅のドキュメンタリーを授業で見せてくれました。
2年生の最後に先生が「ニックは留学とか興味ないの?」とか言われて都内の留学プログラムのチラシを見せられたことがきっかけで留学をすることにもなりました。
先生は新しいことが好きで生徒(僕)のしょうもない話も真剣に聞いて受け答えしてくれる人でした。
先生っていう嫌な意味での威厳がまったくなく生徒とフラットに話ができる先生でした。
自分の高校生の頃の話や後悔した話や失敗談などを結構話してくれて「こんな先生今までいなかったな...」と先生との距離は近くなりました。
先生退職の噂
当時担任の先生は英語の担当だけあって結構かなが良くてラインとか交換してたんですけど、2016年の2月あたりからなんとなくS先生が退職するという噂がたっていました。
そして卒業式の前日にS先生が「みんなは今日卒業して次のステージに進むと思います。みんなに負けないように先生も頑張って挑戦を続けていきます」って言って退職する噂が立っているのに意味深な事言うな〜。って思ってました。
しかしS先生は最後まで何も言いませんでした。卒業しての春休みに僕がLINEで「先生、ほんとにこれただの噂かもしれないんですけど先生が退職するって聞いたんですけど」というと「うん、実は教職やめるんだ」って言われて頭がはてなマークだらけ。
いろいろ話を聞いているところ退職して一回学業に戻るとのことでした。S先生はニュージーランドのビジネス学校に留学をすることにしたらしく卒業したらまた再就職する計画だそうです。
今までの先生と違う!
けど教職って公務員だしなんでやめたのか納得できなくて「けどなんで先生やめちゃったんですか?」って聞いちゃったんですけどそしたら「ニックとかRさんが俺のクラスから留学して頑張ってるの見て俺も30歳にになる前になんか挑戦してみたいなって思って。2人を見てたらチャレンジしたくなった」って言われたその瞬間この先生はすごい。って思いました。正直すぎる!
あ、ちなみにRさんは同じクラスの女子で僕が留学するときより前に留学して僕が留学するときには留学を終えてクラスに帰ってきていました。
だって教職で生徒に教えていた立場の人が生徒の姿を見て背中を押された的なことを言うことにびっくり。
今まで先生にはあまり恵まれずにいたのでなんか同じ目線というかこんなにフラットに正直に生徒に向かってくる先生っているんだって思ってこの先生はすごいってただただ思っていました。
だって教職を辞めて一切保証のない留学。現地で就職するのが目標って言ってたけど海外での就職はビザの問題もあり簡単ではないし。なんか感動し過ぎとこんないい先生がやっと担任としていてくれたんだって思いでちょっと泣きました笑
S先生はそれからIELTSを取るために勉強をしてオーバーホール7くらい取ってたって聞きました。スピーキングは8だったらしくさすがコミュニケーションは強いなこの人!って思わされました。
2017年から留学を開始したS先生。途中で一回日本であって学校の大変さを聞きました。頭のいい他の国からの生徒も仕事がなくホテルのクリーニングをして生計を立てていたり、実力主義のビザ取り合戦。
2018年に先生は無事卒業してしばらくはウーバーのドライバーをして生計を立てていたそうですが9月に対にニュージーランドの現地就職が決まったそうです。
まだ若いし何も経験してない僕だけど、あまり歳とか職業とかは自分のやりたいことをやる妨げにはならないんだ。と感じました。
後々聞くと、教職をやめるとかいう話は在職中には生徒にしちゃいけなかったようであとで「隠してたわけではないけどごめん笑」って感じで話してくれました。
最後に
こんな思い出話でしたけど読んでくれてありがとうございます。今まで小中校とあまり担任の先生には恵まれずにきたんですが最後に最強の先生と出会えてよかったです。
先生との距離が縮まらないのはやっぱり先生は基本的に"先生としての姿"しか生徒に見せないので中々"人と人"とという関係が築きにくいのかなって思いました。
最後に連絡を取ったのは去年の9月くらいなんですが近々もう一回連絡をして近況報告を交換し合いたいともいます。
ボケるところはなかったけど見てくれてありがとう!