ニホンToセカイ

豪米と留学して結局日本で米大学の授業を取って苦戦中の人のブログ。

日本人がなぜディベートが下手なのかを留学生が説明 クリティカルシンキングでディベート力アップにつなげる

 

グローバル化の流れで"意見を言える"ということが大事とか先生方が言ってるのきいたとこありませんか?

 

ディベートなんていうとアメリカ人やヨーロッパの人は主張が強くうまい。というなんとなくのイメージがありますよね。

 

日本人はディベートが下手です

 

というよりディベートが何なのかを理解していない。

 

ディベートとは

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ディベートとは日本語では討論とも呼ばれ違いはほとんどありません。ケンブリッジ大学にディベートユニオンがありそこでは

ディベートは考えやポリシーをある一定の集団の相手を説得するという目的で行われる楽しい活動であり、たくさんの議題や反対意見や戦略的に喋ることにより私達の世界について考える機会を与えてくれる。

What Is Debating? | The Cambridge Union

 と書いてありました。つまり楽しく相手を納得されると同時にいろんなことについて考えられるアクティビティということですね。

 

なぜ日本人はディベートが下手なのか

日本人同士では意見に反対された場合自身を否定されていると感じてしまう場合が多く、"意見の否定=個人の否定"と捉えてしまうのです。

 

協調性を重視する集団主義が根強く残る日本では人の意見を否定して和を乱すということはなかなかやりずらいのかもしれませんね。

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左が集団主義、右が個人主義の国

上の画像のように集団主義の国と個人主義の国に分けられることもあります。

 

クリティカルシンキングを学校で習わないことも個人的には原因の一つだと思っています。

 

日本の学校ではあまり意見をリサーチに基づいてまとめたり結論をリサーチの結果から考察する授業はありません。(ほどんどない、年一とか...?)

 

アメリカの義務教育では自分の意見を主張したり授業中に私語ができる環境があります。

 

正しくなくても「宿題減らして」とか「明日雪降って休みになれ」とか平気で先生に言っているところを見ると自分の考えや思っていることを言うことにあまり抵抗がないと感じてしまいます。

 

あと先生も生徒の発言で起こる時は暴言を言ったときくらいです。日本人の感覚からすると先生なめられてるなんて思っちゃうこともあります。

 

全体的に環境が違うのは否めないですね。

 

 

クリティカルシンキングを意識しよう

日本語では批判的思考と訳されてしまうことがありますが、全く違います。この訳だと誤解を生んでしまいます!

 

クリティカルシンキングとは簡単に言うと物事を客観的に考えて結論を出そうということなのです。

詳しくは他の記事で別紹介しますが、クリティカルシンキングを知らない人はこんな間違いをしながら物事の決断をしているかもしれません。

 

一般化(決めつけ)

数少ない例を取り上げそれから全体のことを決めるけること

自分の経済のクラスはつまんなくて、友達もそう言っていたから経済のクラスはすべてつまんない。

改善法

まずは数少ない例から決めつけるのではなく調べる数や対象をまんべんなく当たるようにしましょう。統計学のサンプリングと同じように偏りなく調べるということが大切です。

前後即因果の誤謬(ぜんごそくいんがのごびゅう

)

あ、これ日本語だとめちゃ難しそうですね汗 つまり原因の決めつけです。Bの前にAが起きたからAが原因だという考え方です。

前期は生物学をとって今期は有機化学を取ったけど難しかった。生物学を取ったせいで有機化学の授業がわかりにくくなった。

改善法

前後に起こったという事実だけではなく"なぜ"それが原因かということを理論的に説明できるようにする。

衆人に訴える論証

うわまた日本語だと難しい。英語ではEveryone does it(みんなやってるから)。問題を少数の例を挙げて正当化する方法です。

未成年の飲酒には危険性があるけど親は"私達の若い頃はみんな飲んでた"といって危険性を無視すること。未成年の飲酒に危険性があるという事実は未成年で飲酒をしている人数に関係なく変わりません。

地球は平たいとみんなが思っていた時代にはそれが真実だったのもこの民衆に訴える論証です。

改善法

人気の意見がいつも正解だとは限りません。みんなやっているからとか人気だからという固定概念を捨ててみましょう。

 

あとまだいくつかあったり、情報の信用性や6種類の考え方などを学びます。

 

アメリカのほとんどの大学ではこの理論的な思考の授業やセミナーを1年生の時に行い2~4年生でこの理論的思考をつかい物事に評価や判断をつけられるようにします。

 

ディベート力を上げるこつ

まずは気持ちから

相手の意見に反対すること相手から反対されることはより良い解決法を見つけるとうゴールを2人もしくはそれ以上の人数で探してるだけであって個人への攻撃ではないということを忘れずに!

 

そういった意味では賛成派も反対派も協力作業ですね。僕も日本人なのでわかっていますがいざとなると難しいアメリカ行ってからは割り切って考えるようにできるようになりました。

 

理論的思考を身につける

後はクリティカルシンキングを意識して理論的にディベートをしましょう。資料も入手先や信用性を確認しましょう。

 

「ある研究では〜...」ではイマイチです。「〇〇大学の研究では」など信用性を上げるために場所や行った機関、情報が古すぎないかなどを確認して相手を説得できる材料かを判断しましょう。

 

理論的思考なので相手の意見を理解しなくてはそれに対して反応はできません。相手の意見を聞いて理解することも大切ななことです。

 

 

大切なのはこの2つ!

細かいテクニック、喋り方や導入の仕方などもあるのですがあくまでテクニックです。この2つができないと良いディベートはできない...泣

ディベート攻撃のしあいではない

ディベートは自分の意見を相手に納得させることで相手を攻撃することでありません!相手の意見を聞き自分の意見を言うというすごく単純なことなのですが意外と難しいですよね。

 

しかしより良いものを求めたり自分を成長させたいならディベートはかなり役に立ちます。違う角度から物事を見たり相手の意見を証明するために使っている資料の正確さ、スキのなさに驚いたり...。

 

授業でディベートをしたことがあるのでがかなり役に立ちます。実際に相手から指摘されたときなどは悔しって感じで更にディベートを勉強して意見を証明する情報を集めたり、相手の反論を考えてそれに対する反応を考えたりと...。

 

日常生活では日本ではディベートや自分の意見を他人に主張する場面も多くはありませんがこれから学校教育などで広まっていったら面白いことになるだろうなって思いました。

 

 

エピソード

僕がバイトしていた塾では塾長がきかん坊過ぎて授業の進め方(僕しかその授業を担当してなかった)などを提案さえさせてもらえなくてちょっと悲しくなった思い出があります。

 

お前は新入りなんだからだまってやれ!じゃなくて僕意見を聞いた上で納得できる意見を返してほしかったです。一回納得すればとことん頑張るんで!笑